とても難しい時代
2009年8月12日
暑い日が続いています。営業部の町本です。
2009年3月期決算企業(上場企業)の支払い監査報酬総額が897億円、1社当り平均額が約3億円という記事が載っていました。
企業の内部統制の義務化で監査内容が広範囲となり、費用が嵩んだことにより1社当り3億円という高額監査報酬となったようです。
グローバル基準となった米国会計基準は、性悪説に基づいて設計されているといわれてます。反面日本の経営基準は性善説に基づて設計されている場合が多く、内部統制の導入については、経営陣の間でも議論が色々あったようです。
米国は人種も多様な分、文化、経済観念も多様で、褒章、罰則規定を企業ごと策定しなければ、あらゆる場面で混乱が起こるため、マニュアル、規定文化となったようです。
一方日本は、単一民族で、教育基準も統一されているため、言えば分かる文化となり、マニュアル、規定の文化は育たなかったようです。
両者とも良い面と悪い面があると思いますが、すべての企業人としての行動が明文化されると、人間の最大の能力の一つである「裁量する」という才能が弱くなるのではないかと危惧します。
現在の金融機関の融資基準では、設立当初のパナソニックやソニーには、融資はおそらく出来ないのだろうと思います。
しかし当時の金融マンは、創業者の才覚と世に送り出す商品の社会的意義を理解し、資金調達に尽力したおかげで、現在のパナソニックやソニーが在るわけです。
裁量という能力は、とても難しいものでしょうが、何となく夢が広がる気がしませんか。
尤も、それが許される条件は、個人個人の倫理観が相当重要になるのでこれはこれで相当難しい話になりますね。
それではこのへんで失礼致します。
2009年8月12日|

